【ボカロP】DECO*27のおすすめ曲・アルバム【読み方は?】

今日は、ミュージシャン/音楽プロデューサーの「DECO*27」さんについて、ブログを書いてみようと思います。昨日、Twitterで「DECO*27」がトレンドになっていたのを見て、学生時代にDECO*27さんが作った音楽を聴いていたのを思い出しました。懐かしくなったので、当時聴いていた、好きな曲とかも紹介してみます。
VOCALOIDとDECO*27

VOCALOIDとは?
最初に「VOCALOID」について。「ボーカロイド」と読み、「ボカロ」とも略されます。ヤマハが開発した音声合成技術、及び、それを応用したソフトウェアのことで、歌詞とメロディーを入力することで歌声を合成することができます。超簡単にいうと「歌詞と音を入力して、コンピュータに歌わせる」みたいなものです。
初音ミクとは?
上図の「初音ミク」は、VOCALOID製品のキャラクター(バーチャルアイドル)です。ニコニコ動画などの動画投稿サイトから火がついて有名になったのもあり、ヲタク文化に詳しくなくても知ってる方も多いでしょう。プロ・アマ問わず多くの方が、自身が作詞作曲した楽曲を初音ミクに歌わせて、物凄い勢いでブームになりました。
ボカロ曲とは?
ボーカロイド用に作曲された曲、ボーカロイドが歌う曲がオリジナルである場合、その曲を「ボーカロイドオリジナル曲」とか「ボカロ曲」と呼びます。「和楽器バンド」の「千本桜」を知ってる方は多いと思いますが、この楽曲もオリジナルは初音ミク版なので、実はボカロ曲です。
ボカロPとは?
この「VOCALOID」を使用して作詞作曲活動をする人を、「VOCALOIDプロデューサー」とか「ボカロP」と呼びます。いわゆる音楽プロデューサーのことですね。今回紹介する「DECO*27」さんも、ボーカロイドを駆使して作詞作曲活動をしているボカロPの1人です。
少し余談ですが、「Lemon」で大ヒットした「米津玄師」さんも、本名を出す前に「ハチ」という名前でボカロP活動をされていました。ボカロP時代からヒット曲を連発していましたね。
DECO*27とは

名前や活動概要について
初見だと読み方が難しいですが、「DECO*27」は「デコ・ニーナ」と読みます。14歳から独学で作曲活動を始め、バンド活動も行っていたそうです。その後、2007年に初音ミクに出会い、自身も2008年に初音ミクを使用した楽曲を初公開しています。
処女作以降も、DECO*27さんの楽曲は、ニコニコ動画を始めとするインターネットの世界で人気を集めます。人気のボカロ曲を収録したアルバムも発売されました。その後、2011年には柴咲コウさんとユニットを組んで活動もされています。そこからミュージックステーションに出演もされましたね。
ヒット曲を量産する天才
音楽の人気度合いを表す際、よく「シングルCD売上100万枚」とか言いますが、ボカロ曲の場合は「動画の再生数(主にはニコニコ動画内での)」で人気度合いを表したりします。そして、DECO*27さんの凄いところは…
100万再生を27曲で達成!
300万再生を12曲で達成!
という、リリースするたびにヒットするという凄さ。
曲をリリースするスピードが異常に早く、しかも1曲1曲のクオリティがめちゃくちゃ高い。
このあたりの感覚があまり分からない人に伝わるかわかりませんが、「めちゃくちゃ凄い!」ということだけ分かって欲しい。
DECO*27さんの作風
ここからは、あくまで私が感じた内容で書きます。
私の思うDECO*27さんの曲のイメージは、王道な「恋愛」や「愛」がモチーフだったり、ヤンデレっぽい少しダークなモノまで多岐に渡ります。前者は、女性が言うところの「キュンキュンする」という歌詞というのかな。また後者に関しては、寂しい&切ないモノから、「死ねばいいよ」などの過激な歌詞のモノまで。
エレクトロニカ(電子音楽)を取り入れたバンド・サウンドがDECO*27さんの特徴。爽快なロックの曲から、切ないバラードの曲まで。前述した「死ねばいいよ」もそうですが、言葉のチョイスが絶妙で心に残ります。
オススメのボカロ曲(厳選5曲)
DECO*27さんのボカロ曲で、私が個人的にオススメしたい曲を5つ厳選して紹介したいと思います。ちなみに私がDECO*27さんの曲を聴いていたのが、初期の2008年~2011年頃までになります。社会人になってから、ボカロ曲(というかニコニコ動画自体)から離れたのもあり、最近の曲まではカバーできてないので、ご了承ください。
弱虫モンブラン
2010年にリリースされた「弱虫モンブラン」。私が1番好きな曲です。切ない曲ですが、ときどき歌詞に現れる言葉が難しいのが特徴。ラストフレーズが意味深すぎて、当時、ファンの間でも色々議論になった曲でもあります。
上で何度か書いた「死ねばいいよ」という歌詞は、この曲のことでした。この曲は、PVの完成度も凄いので、是非試聴してみてください。ちなみに、この曲は初音ミクではなく、別の「GUMI」というVOCALOIDが歌っています。いわゆる「GUMI曲」と言います。
二息歩行
続いては、2009年にリリースされた「二息歩行」です。疾走感があって中毒性が高い。歌詞(文字の量)が少ないけど、この曲は言葉のチョイスが凄く好きです。2番の歌詞で「あいたいのチュー」とあるんですが、最初耳だけで聴いたときは「会いたいのチュー」だと思っていました。
ところが、正解は「相対のチュー」でした。そこに初めて気付いたとき、何かよく分からないけど、感覚でしかないけど、凄く良いなと思いました。
愛言葉
3曲目は、2009年にリリースされた「愛言葉」です。DECO*27さん曰く、「みんなにありがとうって言いたかった!!!!!!」という感謝の1曲。先にあげた2曲とは違い、ふわふわした、超可愛い曲になっています。ラストサビの歌詞が凄く好きです。
キミ以上、ボク未満。
4曲目も2009年にリリースされた曲で「キミ以上、ボク未満。」です。聴いていると「リア充爆発しろ!」と言いたくなるくらい、モゾモゾするけど、めちゃくちゃ可愛い曲。DECO*27さん曰く、「大切な人への気持ちを包み隠さずイナバウアー」した曲らしい。
この「キミ以上、ボク未満。」も歌詞が凄く秀逸です。ラブラブなカップルがモチーフだと思うんですが、馬鹿のことを「ウマシカ」、ヤキモチのことを「美味そうなモチが妬ける」と表現されていて、マジで最高過ぎるので、是非聴いてみてください。
モザイクロール
今回オススメしたい最後の曲は、2010年にリリースされた「モザイクロール」です。ニコニコ動画では1000万回再生を超えており、今現在でもDECO*27さんのボカロ曲の中で、最大のヒット曲なのではないかと思います。可愛い曲が2曲続いた後、この曲はロック調になります。
歌詞に「殺したっていいじゃないか」とあるように、ヤンデレ/サイコパスな女の子を連想します。そして、相変わらず言葉のチョイスがDECO*27さんっぽく、「愛世」 という言葉が凄く良い。おそらく造語と思われます。どういう意味なんだろうか。
オススメのアルバム
今回紹介したボカロ曲が収録されている、わりと初期のころのアルバムを2つオススメしたいと思います。パッケージのデザインからして、クオリティの高さが伝わると思います。今回厳選した5曲以外にも、めちゃくちゃ良い曲が多々ありますので、是非聴いてみてください。
終わりに
ということで、私なりの「DECO*27」さん、そして、オススメ楽曲の紹介でした。今回紹介した曲以外にも、素敵な曲をたくさん作成されているので、アルバムを手に取るなり、YouTubeで公開されている動画なりをチェックしてみてください。
また、上述したように、ボカロPとしてだけではなく、柴咲コウさんとコラボレーションしたり、その他にも色々なアーティストに楽曲提供していたり、広く活動されています。実は私が好きなハロプロにおいても、「Buono!」というユニットのミニアルバム「SHERBET」の収録曲、「FEVER」もDECO*27さんが手掛けています。
2020年4月時点で、まだ33歳ということで、若くしてホントに凄い才能ですよね。
それでは。