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MGEX ユニコーンガンダム Ver.Ka 製作してみた【サイコフレームごと全塗装】

ガンプラMG

MGEX_ユニコーンガンダム_製作

以前、素組みして、そのまま放置していた「MGEX ユニコーンガンダム Ver.Ka」を製作・全塗装しました。その過程を簡単にまとめたいと思います。今回はサイコフレーム含めて全塗装したので、本キット最大の売りである「発光ギミック」を完全に無くした形になります。

どんな結果になるのか、少しでも参考になれば幸いです。それでは、どうぞ。

これまで製作・塗装したガンプラの一覧

これまで製作・塗装したガンプラの一覧をまとめた記事です。

なぜ全塗装したのか?

最大の売りである極限の発光ギミック

MGEX_ユニコーンガンダム
引用元:https://bandai-hobby.net/

MGEXとは、MASTER GRADE EXTREME」の略称で、機体ごとに持たせた「テーマ」にこだわった、1/100スケールのMGキット。2020年9月に発売された、MGEX第一段の「ユニコーンガンダム Ver.Ka」のポイントは「発光ギミック」です。

「フレキシブルLEDシート」を全身に組み込み、稼働・変形しながら、発光可能という素晴らしいキットです。上図のように、赤色と緑色に発光させることができます。

まずは、そんな最大の売り「発光ギミック」を捨ててまで、サイコフレーム込みで全塗装した理由を説明します。

LEDを点灯させるのは最初の数回だけ

LEDを点灯させると、テンションは上がるのですが、多分、最初の数回だけになると思いました。普段、飾っておく際、常に点灯させるわけにもいかないですよね。

MGEX_ユニコーンガンダム_デストロイ_3
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ということは、上図のように、基本的にはサイコフレームが透明・半透明の状態となります。少し寂しい感じがしませんか?

であれば、サイコフレームも塗装して、デストロイモード状態を常に表現できた方が、見栄えが良いかなと思ったんですね。これが1つ目の理由です。

細部までLEDが点灯しない箇所がある

MGEX_ユニコーンガンダム_シールド・ファンネル
引用元:https://twitter.com/rLUdET9QzeiWDRs

今回、ユニコーンガンダム本体だけでなく、シールド単体も発光します。上図は、Twitterからお借りした写真です。LEDユニットに近い中央部分は濃い緑色で発光していますが、先端部分の発光は微妙ですよね?

自力で改造すれば、先端まで対応できるかもしれませんが、中途半端なので、この部分も塗装してしまったほうが良いかなと判断しました。シールド・ファンネルも、素の状態でもカッコ良くしたい。

ということで、次からは製作・塗装の過程になります。

合わせ目消し

塗装の前に合わせ目消しをします。この金額のキットともなると、基本的に合わせ目は発生しません。唯一合わせ目を消したのがコチラのパーツ。

MGEX_ユニコーンガンダム_製作_010
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「ビーム・ガトリングガン」の中央のパーツです。武器類については、旧MGキットからの流用なので、このパーツ自体はMGEXのものではないですが。

右が合わせ目を消す前、左が消した後。接着剤を流して抑え込み、ムニュッとさせて、乾燥後に削るという、定番の方法です。

合わせ目を消したのは、このパーツだけとは言え、全部で6個もあるので疲れました。

塗装

それでは、いよいよ塗装してきます。

サイコフレーム

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本キットのサイコフレームは、透明(または半透明)のパーツで、LEDユニットによって発光します。冒頭でも触れましたが、今回はサイコフレームも塗装していきます。

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高価なキットの最大の売りを犠牲にするのは勿体ないけど、まずは真っ黒にします。使用したのは、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」です。この色は、サーフェイサーじゃなくて、そのまま本塗装としても使いたいくらい。しっとりした、ツヤ消しの黒になります。

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次に、蛍光塗料を塗る前に銀色に塗装します。使用したのは、ガイアノーツの「EX-シルバー」です。自分的に、銀色と言えばコレです。

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そして最後、銀色の上に蛍光塗料を塗ります。今回は覚醒バージョンの発光(緑色)を再現していきます。どの塗料を使用するか迷ったのですが、ガイアノーツの「蛍光ブルーグリーン」にしました。

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全部塗りきったサイコフレームがコチラ。かなり昔、HGUCのユニコーンガンダムを塗装したときに一度使用したことがあったのですが、個人的に覚醒バージョンのサイコフレームには、このブルーグリーンが最も似合うと思っています。

外装(白)

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続いて、外装パーツの塗装です。大部分を占める白は、ガイアノーツの「EX-ホワイト」で塗りました。光沢がある綺麗な白ですが、トップコートにツヤ消しを吹いているので、最終的にはしっとりした、落ち着いた白にしています。

外装(紺色)

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次は、つま先、かかと、バックパックの紺色です。今回、唯一、調合した色になります。「コバルトブルー」をメインに、「スカーレット」を7:3くらいで混ぜて、「蛍光ピンク」を少量投入しています。ちなみに、3色ともガイアノーツの塗料です。

フレーム&武器類

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フレームは、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ガンメタ」で塗装しました。今回初めて使用しましたが、メタリックな感じが非常に良い。多少ポージング&稼働させることを考慮すると、厚塗したくなかったので、このサーフェイサーの状態で塗装完了としました。

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同じく、武器類も「サーフェイサーエヴォ ガンメタ」です。上図のように、ビーム・ガトリングガンだけ、「EX-シルバー」「スターブライトゴールド」で少し塗り分けしています。いずれもガイアノーツの塗料。

アンテナ

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アンテナは素の状態だと真っ白なので、当然ですが、塗装していきます。ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」を下地に「スターブライトゴールド」にしました。

水転写デカール貼り

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「Ver.Ka」の代名詞とも言える、大量の水転写デカール。今回、「ハイパー・バズーカ」「MSケージ」は製作しなかったので、それ以外のデカールを貼っていきます。上の写真では、右側が貼り終えた状態。

全部貼るのに1日掛かりました。

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デカールを全て貼って、トップコートを吹いたパーツを並べてみました。ここまで終わると、後は組み立てるだけです。この瞬間が1番楽しい。

全塗装の完成

それでは全塗装後の写真を何枚か。

立ち姿のショット

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各部アップのショット

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上半身のアップ。やっぱりサイコフレームの色が入ると綺麗。

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左肩のデカールはMGEX仕様となっています。1つの大判のデカールが分割されて、サイコフレームがチラ見えするのがカッコ良い。貼るときは緊張しましたが、上手く貼れたかな?

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バックパックです。今回調色した紺色ですが、かなり気に入っています。左側のパーツをオープンできてないことに後から気付きました。

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脚部のアップ。白色ベースに、サイコフレームの青とデカールの赤がよく似合います。脚部だけでもカッコ良い。膝の円形部分はシルバーでワンポイントの塗装をしています。

シールド・ファンネル

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このキットで個人的に1番製作が楽しみだった「シールド・ファンネル」です。製作するのが初めてだったので、念願叶いました。3基結合するとカッコ良い。

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シールドの表側のアップ。こう改めて見ると、サイコフレームを蛍光ブルーグリーンにしたのは正解でした。とても綺麗な輝き。

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裏側のアップ。「サーフェイサーエヴォ ガンメタ」のメカっぽさ、素晴らしいです。。ワンポイントのシルバーとゴールドも良い感じ。

劇中のポージング

素組みレビューの時と同じく、OVAのepisode 7「虹の彼方に」のラストシーンを再現してみました。

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やっぱりサイコフレームの色が入ると、雰囲気が出ますね。このシーンを再現するために、全塗装したと言っても過言ではない。

素組みと全塗装の比較

最後に素組みと全塗装した状態との比較を貼っておきます。

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何度も言ってますが、サイコフレームの色が入ると段違いに見栄えが良いです。サイコフレームの塗装を迷っている方の参考になればと。

塗装レシピ

今回使用した主な塗料の紹介。

G:ガイアノーツ、C:クレオス、F:フィニッシャーズ

  • 白   :EX-ホワイト(G)
  • 紺色  :コバルトブルー(G)70%
         スカーレット(G)30%
         蛍光ピンク(G)少量
  • フレーム:サーフェイサーエヴォ ガンメタ(G)
  • 金色  :スターブライトゴールド(G)
  • 銀色  :EX-シルバー(G)
  • 仕上げ :EX-フラットクリアー(G)

終わりに

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ということで、「MGEX ユニコーンガンダム Ver.Ka」の全塗装の製作過程・完成品の紹介でした。7年前に製作した「MG シナンジュ(アニメ版)」と並べると、達成感ありますね。

MGEXの発光ギミックを捨てると、単なるMGキット(異常に高価)になってしまいますが、全塗装して良かったなと思います。旧キットの問題だった、不自然に長い脚部が解消されて、塗装までした甲斐がありました。

写真を綺麗に撮る環境と技術が欲しい。

それでは。

【2021/02/20:追記】
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ガンプラMG

Posted by harowotaga