【神ゲー】メダロット クラシックス プラスを買うべき理由【Nintendo Switch】
2020年11月12日(木)に、Nintendo Switchで「メダロット クラシックス プラス」が発売されます。メダロットの過去8作品が収録された、お買い得のゲームです。
オススメの理由をズバリ先に言ってしまうと
1:多作品を遊べるボリューム
2:便利機能による快適プレイ
3:付属のサウンドトラック
です。
今回は「メダロットとは?」というところから、収録作品について紹介したいと思います。
私自身、小~中学生の頃に実際にプレイしたことがあるので、そのあたりの記憶や思い出も交えて、記事を書いてみたいと思います。
気になった方は是非チェックしてみてください。
現在、30代の男性の方は、私と同じく過去にプレイした方も居るのではないでしょうか。そんな方は懐かしい感じで読んで頂ければ嬉しいです。
それでは、行きましょう。
メダロットとは?
1999年発売ゲームボーイ用ソフト
『メダロット』とは、1997年にイマジニアから発売されたゲームソフト『メダロット』を始めとする、コンピュータゲーム、漫画、アニメのシリーズの総称である。いずれの作品でも、「メダル」と呼ばれる物体によって機動する1メートル弱のロボット「メダロット」を戦わせる競技「ロボトル」が流行している世界を舞台として物語が描かれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/メダロット
1997年に発売された1作目から後続作品いずれも、基本的に「カブト」と「クワガタ」の2バージョンで同時発売されました。
ストーリーは同じだけど、入手できる「メダル」や「パーツ」が異なります。メダルやパーツについては後述します。
2バージョン同時発売、かつ、コレクション&対人戦要素ありのRPGということで、前年、1996年に発売された「ポケットモンスター 赤・緑」の影響を受けているものと思われます。
ポケモンの二番煎じと称されることが多いが、シミュレーション要素の強い独自の戦闘システム「ロボトル」、そこに密接して関わるメダロットのカスタマイズ、個性豊かなキャラクター、世界観やストーリーなどの要素が大いに受け、ポケモンとの差別化に成功し一定の成功を収めたため、多数の続編が現在に至るまで展開されている。
https://dic.nicovideo.jp/a/メダロット
その一方、ロボットのデザインや特徴的なバトルシステムの要素が受けて、ポケモンとの差別化に成功したゲームであるという評価もあります。
ゲームボーイ系統で続いたナンバリング作品は、2001年に発売された「メダロット5」を最後に音沙汰がなくなりました。
しかし、2010年にハードを変えて「メダロットDS」が発売され、2015年の「メダロット9」まで続きます。
その後、2017年にナンバリングタイトル5作品を収録した「メダロット クラシックス」がニンテンドー3DSで発売されました。
これは「メダロット1」~「メダロット5」を遊ぶことができ、さらにプレイを快適にする便利機能が実装されています。
そして、2020年、前述の「メダロット クラシックス」にさらに3作品を加えた、合計8作品が遊べる「メダロット クラシックス プラス」がNintendo Switchで発売される運びに。
「メダロット クラシックス プラス」、及び、各タイトルについては後述するとして、まずはメダロットの基礎知識について説明します。
メダロットの基礎知識
メダロットの組み立てには、まず「ティンペット」と呼ばれる骨組みが必要となります。
外見は骨だけの人間に近いです。1作品目から、男性型と女性型の2種類が存在します。
ちなみに、原作者、かつ、デザイナーである「ほるまりん」氏によると、 ティペットは、
「TIN PET=ブリキ製ペットの意」
らしいです。
そして、次に「メダル」です。これは人間でいうと頭脳にあたります。メダルには人格があり、ゲーム内で主人公と会話したりします。
また、メダルには「リミッター」が掛けられており、以下のような「三原則」が存在します。
第一条
わざと人間を傷つけてはならない
第二条
人間に危険が降りかかるのを見過ごしてはならない
第三条
第一条と第二条を破らない範囲で他のメダロットに致命傷を与えない
この設定はゲーム内(主にメダロット4)においても、たびたび議論になります。早い話、悪さをする人間は、メダルのリミッターを外すことで、メダロットに人間を攻撃させたりします。
少し話が脱線しましたが、最後に「頭部」「右腕」「左腕」「脚部」の4つのパーツを装着することで、メダロットの完成です。
左側がカブトバージョンの主人公機「メタビー」で、右側がクワガタバージョンの主人公機「ロクショウ」です。
ロボット好きはハマると思います。
カッコ良い機体から、可愛い機体、異端な形の機体まで多種多様です。
今更ですが、メダルで動くロボットである「メダルロボット」の略称が「メダロット」です。
高さは1メートル弱の大きさで、お友達ロボットという設定です。
ロボトルとは?
メダロットによる対戦競技、「ロボットバトル」の略称を「ロボトル」と言います。最大で3対3のバトルとなります。このロボトルが、このゲームの特徴でもあるので、少し説明します。
この画面は初代の「メダロット」のもの。まだ、物語初期で、1対1のバトルの様子。戦闘開始直後は、こんな感じで両端にスタンバイします。
左側がプレーヤーで、右側が敵になります。
まず、行動を指示します。「頭部」「右腕」「左腕」に行動(技みたいなもの)が設定されており、どのパーツを使うか選択します。
「脚部」は使用できませんので、初代は3つの選択肢から選びます。なお、後続の作品では「メダフォース」という特殊技も使えます。
敵味方、全てのメダロットが行動を選択すると、お互いが中央に向かって走り出します。
中央まで辿り着くと、選択したパーツを使用して行動します。
この場合は、左腕パーツの「ピコペコハンマー」を使った、がむしゃら攻撃を行っています。
攻撃以外にも、味方を補助する行動や、回復する行動など、パーツによって様々な行動が可能。
行動を終えると再び初期位置(この場合は左端)に向かって走り出します。左端に辿り着くと、次の指示を出します。
以降は、これを繰り返して、敵メダロットにダメージを与えて、リーダー機(最上位のメダロット)を機能停止にすると勝利となります。
メダロットは攻撃を受ける際、4つのパーツのいずれかで防御(場合によっては防御できずに直撃)します。この時、頭部以外のパーツは破壊されても、行動を継続することができます。
ただし、破壊されたパーツは使用不可です。
一方で、頭部を破壊されると、他の3ヶ所のパーツが残っていても、即機能停止となります。
要するに、リーダー機の頭部を破壊すれば最短で勝利ですね。
このようなバトルシステムですが、メダロットが画面を左右に往復する様子から、ロボトルは
シャトルラン
とも呼ばれます。何か懐かしですね。
独特ですが、メダロットの特徴とも言えます。ゲームボーイ(特に初代)は、今のリアルなゲームと違い、まだまだドット色が強いですが、
走ってる姿が可愛い
と思いませんか?
メダロット クラシックス プラス
全8作品を1本のゲームソフトに収録した、超お買い得のタイトル。2017年にニンテンドー3DSで発売された「メダロット クラシックス」はナンバリングタイトルの「メダロット1~5」の5作品が収録されていました。
今回のNintendo Switch版のソフトは、さらに3作品が追加収録され、合計8作品をプレイすることができます。
また、ニンテンドー3DS版でも好評だった便利機能もパワーアップして、楽しく、サクサク遊べること間違いなしです。
収録タイトル
それでは収録タイトルをサラッと見ていきましょう。上のパッケージは全てカブトバージョンのモノです。ここでは、一覧にしてみましょう。
発売年 | ハード | タイトル |
1997年 | GB | メダロット |
1999年 | GBC | メダロット2 |
2000年 | GBC | メダロット3 |
2001年 | GBC | メダロット4 |
2001年 | GBC | メダロット5 |
2001年 | GBA | メダロットnavi |
2002年 | GBA | メダロットG |
2003年 | GBA | メダロット弐CORE |
赤字の3作品が、「メダロット クラシックス プラス」で初収録のタイトルになります。
いずれもゲームボーイアドバンス(GBA)で発売されたタイトルです。
注目タイトルは、やはり「メダロット弐CORE」でしょう。人気があったメダロット2のリメイク作品であり、ハードがGBAになったことで、グラフィック、サウンドともにパワーアップ。
メダロットがヌルヌル動くのは感動モノです。
「メダロット弐CORE」はプレミアが付いており、現在は入手し辛いゲームソフトなので、Nintendo Switchで遊べるのは本当に嬉しい。
そんなプレミアタイトルを含む全8作品を遊べるということで、ボリュームが凄い。
後述しますが、そのうち2作品は微妙なので、実質6作品というところです。
それでも、歴代ナンバリング6作品を1本のソフトでプレイできるのは凄くないですか?
これが買うべき理由の1つ目です。
便利機能で快適に遊べる
「メダロット クラシックス プラス」では、全8作品をオリジナル同様にプレイするだけでなく、ゲーム内で便利機能を使うことができます。
いつでもセーブ&ロード
通常、ゲーム内でセーブを行う場合、メニューを開いてから「セーブ」コマンドを実行する必要があります。
しかし、この機能を使えば、言葉通り「いつでもセーブ」して、やり直したい場合は「いつでもロード」できます。
メダロットは敵キャラクターと遭遇する頻度が多く、さらには、負けた場合に「パーツを奪われる」というペナルティが大きいゲームです。
「いつでもセーブ&ロード」によって、簡単にやり直しが出来るのは、非常にありがたいです。
ロボトルスキップ
すぐ上でも書きましたが、このゲームはフィールド移動中など、敵キャラクターとの遭遇(ランダムエンカウント)が多いゲームです。
そして、ロボトルの性質上、1回のバトルに掛かる時間が他のRPGでと比べても長めです。
そんな時に便利なのが、この「ロボトルスキップ」機能。ザコ敵とのロボトルを完全にスキップすることができます。
戦闘ストレスを排除し、サクサクとプレイ可能。
スキップした場合でも「パーツ入手」と「経験値の獲得」は出来るのですが、最重要である「メダル熟練度(経験値とは異なる)が向上しない」ため、多用は禁物な機能です。
それでも便利な機能ではありますが。
倍速機能(最大8倍速)
これもかなり便利な機能。ゲームのプレイ速度自体を最大で8倍速まで上げることができます。
何度も述べていますが、1回のロボトルに掛かる時間が非常に長い。また、ゲームボーイという、昔のハードのゲームであるがゆえ、全体的なゲームスピードが昨今のゲームと比べても遅い。
そんなときは、この倍速機能を使いましょう。
ロボトルはもとより、フィールド移動、会話、イベント、メニュー表示、カスタマイズなど、ゲーム自体のスピードをアップさせて、サクサクと快適なプレイが可能です。
全パーツ入手機能
本編クリア後に開放される機能で、全てのパーツを取得した状態でニューゲームできる機能です。
バージョンの違いやストーリーの進め方次第でゲットできなかったパーツを取得できるのは嬉しいですよね。
もともと、メダロット1~3については、派生系の「パールコレクション」というタイトルが発売されました。これは、全パーツをコンプリートするための番外編タイトルです。
当時は、この派生タイトルを進めてパーツをゲットし、本編に送る必要がありましたが、そんな手間も不要です。
なお、4~5には「パーツコレクション」は存在しません。特に、メダロット5については、正攻法では絶対に入手できないパーツもあったので、この機能(クリア特典)は非常に嬉しいです。
ミニゲーム用の連打機能
メダロット4ではロボトルとは別に、いくつかの「ミニゲーム」が追加されました。
本編を進める上で、数回クリアするだけなら問題ないですが、本編クリア後、レア機体を集める上では、かなりの回数のクリアを要求されます。
そして、ミニゲームの中には、ボタン連打が必要なものがあります。煩わしいですよね。
そんなミニゲーム攻略を簡単にするために、ボタン長押しによる連打機能が実装されました。こういうサポート機能は便利。
通信対戦
各シリーズ同士で通信ができます。対戦や交換が可能。ただし、ネットワークではなく、ローカル通信のみなので、近場で集まる必要があります。
近年のゲームのようにネットワークでランダム対戦が出来ればベストなのですが。
こればかりは仕方ない。でも、ローカルとは言え、通信プレイできるだけで良しとしましょう。
メダアルバム(図鑑)
これはゲーム本編で入手したパーツが埋まっていくアルバム(図鑑)機能です。
パーツデータはもとより、機体の説明文なんかも眺めるだけでも楽しそうです。
取扱説明書
最後に取扱説明書の機能。オリジナル版の説明書をそのまま閲覧できるようですね。
歴代のメダロットの説明書は今や公式にPDFで配布されているので、真新しいものではありませんが。今どきのゲームは説明書を読むことも少ないと思うので、懐かしみましょう。
【結論】快適にプレイできる設計は高評価
後半は便利機能というよりも、特典みたいな扱いのモノですが。前半に紹介した機能、特に
いつでもセーブ&ロード
ロボトルスキップ
倍速機能
この3つの機能は凄くありがたい。
ゲームプレイにおける、ストレスフリー・時間短縮は大事!
当時の小中学生でプレイしたユーザが、懐かしくなって、再度プレイしようと思ったとして。
社会人になった今は、昔ほどゲームに時間を割けない状況でもあるので、サクサクと快適にプレイできる点は非常に評価できると思います。
これがオススメできる理由の2つ目です。
限定版「アドバンスエディション」
まず、今回の「メダロット クラシックス プラス」は、従来と同じで「カブトバージョン」と「クワガタバージョン」の2種類発売されます。
ここまでは当然と言えば、当然。
そして、さらに、2バージョンが両方とも含まれる「アドバンスエディション」という限定版も同時に発売されます。
そして、この限定版には、2本のゲームソフト本体以外に、以下の特典が付属します。
アドバンスボックス
上図で言うと、恐らく、右側のボックスですね。本体や特典を収納できる豪華パッケージになっているようです。これだけでも価値がある。
ボックスアート メモリアルプレートセット
これは左端に映っているプレートセットです。歴代のボックスアート(箱絵)をアクリルプレートで再現しているようです。そして、そのアクリルプレートを収納できるようになっていますね。
サウンドトラック(navi、G、弐CORE)
そして、1番お目当て特典であり、「メダロット クラシックス プラス」を買うべき3つ目の理由でもあるのが、この「サウンドトラック」です。
上図で言うと、中央のゲームパッケージ本体の後ろにある3枚組のディスクです。
音源化が初となる作品を含む「メダロットnavi」「メダロットG」「メダロット弐CORE」のサウンドトラックです。
ゲームミュージック、ひいてはメダロットの音楽が好きな方は是非ともゲットするべき。
BGMはゲーム内で何度も繰り返し聴いてると思いますが、やっぱり「サウンドトラック」という、形のあるものが手元にあると凄く嬉しいです。
ファンとして、コレクターとして、サウンドトラックは必須アイテム!
なお、このサウンドトラックが特典で付く、「アドバンスエディション」は、初回生産分の数量限定での発売となるので、気になる方はお早めに予約しましょう。
ここまでは、「メダロットとは?」の簡単な説明と、今回発売される「メダロット クラシックス プラス」の紹介・オススメしたい理由でした。
では、ここからは、本ソフトに収録されている8作品の詳細をさらに紹介したいと思います。
以降は、多少なりネタバレを含みますので、ご注意ください。
作品の紹介:メダロット
あらすじ
時は近未来。世間ではメダロット同士を戦わせる「ロボトル」が大流行。ロボトルに興味がない主人公ヒカルは、愛犬を引き連れ散歩に出かけるが、その先でメダロットで悪事を働く「ロボロボ団」に遭遇。運良くこれを撃退するも、この時愛犬が拾ってきた一枚のメダルをきっかけに、大きな事件へと巻き込まれていく。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
コミックボンボンとの関係
「ポケモン」が「コロコロコミック」で取り扱われていたのに対して、「メダロット」は「コミックボンボン」で取り扱われていました。
原作者「ほるまりん」氏による漫画の連載が同時期に始まりました。
当時の自分の周りに限定すると、コミックボンボン派は少なったように思いますね。
それでも、何人かはメダロットをプレイしている友達は居ました。
初代にして完成されたゲーム基盤
初代「メダロット」の時点で、メダロットの構造やロボトルの仕様など、メダロットシリーズにおけるゲーム基盤は完成されていました。
エンカウントが多い、ロボトルの時間が長い、全体的にゲーム速度が遅いという欠点は、便利機能で十分補えると思います。「メダロット クラシックス プラス」で遊ぶ分には問題ないかと。
ただし、ゲームの基盤が完成されていた一方で、シナリオについては、後続シリーズと比べると、そんなに良くないです。
素人が見ても粗いというか、展開が強引なところが少し見受けられます。まぁ、普通にプレイできるレベルですが。
ラスボスがコンビニで販売されている
これも初代メダロットを語る上では有名な話。ラスボスとなるメダロットのパーツが、普通に販売されています。
よくある「クリア後に入手できる」ではなく、「クリア前のコンビニで普通に販売されている」のです。ある意味、記憶に残りますね。
メダルの入手が困難
メダロットの頭脳である「メダル」ですが、性能が異なる多種多様なメダルが存在するにも関わらず、入手が困難なものがあります。
特に困難なのが、「通信対戦を利用」しないと入手できないメダルです。
通信対戦で勝利すると、相手のパーツ4種類+メダルから、いずれかをランダムで奪えます。
つまり、メダルを奪える確率は20%です。接待試合を行っても相当な時間が掛かります。
主人公「アガタヒカル」の唯一の作品
初代メダロットの主人公は「アガタヒカル」という男の子なのですが、この「ヒカル」が主人公なのは、この初代だけです。
後続のシリーズにも登場しますが、世代交代して、先輩メダロッターという位置付けになります。後続のシリーズをプレイする上でも、初代はプレイしておくべきかなと思います。
エンディングがエモい
これは私の個人的な好みもありますが、ヒロインである「秋田キララ」とのエンディングがエモくて、めちゃくちゃ好きです。
エンディングで流れるBGMも切なくて、凄く良いんですよね。久しぶりに青春したい方は、是非プレイしてみて欲しいです。
メダロットの音楽は「山下絹代」さん
ちなみにメダロットシリーズのBGMは、「山下絹代」さんが手掛けています。この後のシリーズでもオススメのBGMを少し紹介します。
初代だと、通常戦闘曲「ロボトルファイト!」は原点とも言える曲なので聴いてみてください。
作品の紹介:メダロット2
あらすじ
かつて、世界を未曾有の危機に陥れた悪の集団ロボロボ団は、ヒカルの活躍により壊滅。世界は平和を取り戻した。それから7年。メダロットが大好きな主人公イッキが、ひょんなことからメダロットを手にしたころ、何者かの手によって再建されたロボロボ団が再び悪事を働き始めていた。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
新主人公「イッキ」とアニメ開始
前作から7年後の世界となり、「天領イッキ」を主人公とした2作目です。この「イッキ」は4作目まで、長きに渡り主人公を務めます。
なので、「イッキ」に思い入れがあるプレーヤーは多いのではと思います。
また、「イッキ」が主人公とするアニメ放送が同時期に始まったのもターニングポイント。
「NARUTO」の声優として有名な「竹内順子」さんですが、それより前にメダロットの主人公機「メタビー」を担当されていました。
私的にはメタビーの印象の方が大きいですね。
全体的にボリュームアップ
登場メダロット(パーツ)やメダルも増えました。そして、パーツ増加に伴い、行動も増えて、純粋にボリュームがアップしました。
初代から削除された行動もあるのですが、総合的な数は増えて、ロボトルの戦略も増えました。
シナリオは初代から格段に良くなり、また、ゲームボーイカラーで表示されるようになったのもあって、バトル面以外でもパワーアップ。
初代のストーリーは短かったのですが、2は長く遊べる作品になっています。
メダフォースの登場
メダロット2の新要素といえば、この「メダフォース」と呼ばれる特殊技でしょう。
メダルが持つ特殊能力で、パーツによる行動以外にも、この「メダフォース」で攻撃をしかけたり、多種多様な効果をもたらします。
メダフォースを使用するためには、「メダフォースのゲージ」を溜める必要があります。敵メダロットからダメージを受けたり、メダフォースを溜める行動をすることで、溜めることができます。
メダフォースの中には強力な効果を持つものがあり、いかに早くゲージを溜めて、強力なメダフォースを発動させるか、それを競うゲームになっている面もあります。メダフォースに比べると、攻撃用のパーツが空気同然になりますからね。
鬼畜仕様のラストバトル
初代のラスボスは、コンビニで一般販売されていたメダロットで、そこそこの強さでした。それに対して、2作品目のラスボス(ラストバトルの仕様)は、鬼畜度が格段に上がっています。
歴代シリーズでも最難関だと思います。そんな鬼畜ラスボスに挑んでみては、いかがでしょうか?
メダロット2のBGM
ボス戦「Strike Enemy」、ラスボス戦「Judgement of God」を是非聴いてください。
有名な曲で好きな方も多いと思われます。特に前者の「Strike Enemy」はアップテンポで非常にカッコ良い。テンションがブチ上がります。
後は、室内で流れる「Easygoing」というタイトルのBGM。日本語だと「のんきな」という意味になるのかな。コレも非常にオススメ。
曲の入りから、とても和やかな感じで、ずっと聴けます。ホントに山下さんは天才としか。
ちなみに、数年前、あいみょんさんの「マリーゴールド」がメダロットのBGMに似てると話題になりましたよね。
その曲が、上述した「Easygoing」です。まぁ、捉え方によっては似てるのかな?
作品の紹介:メダロット3
あらすじ
復活したロボロボ団によって再び危機にひんした世界だったが、ヒカルが見込んだ少年イッキの活躍によって無事に解決。一時の平和が訪れるおみくじ町。しかし、新たな闇が再び世界を包もうとしていた。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
イッキ編の2部
前作から続き、「イッキ」が主人公のストーリー。メダロット世界におけるオリンピック「メダリンピック」に挑みます。
ストーリーは宇宙や月といった壮大なレベルになる一方、ストーリーのボリュームは前作から縮小された感じ。
個人的には少し遊び足りないかなというボリュームです。前後となる2と4が、ボリュームある作品なので、そう感じるのかも。
ただし、本作品から一部キャラのみボイスがあります。ゲームボーイにも関わらず驚きです。
ゲーム基盤が少し変化した作品
ロボトルにおいて前作から変わった点は、「装甲値表示」、「戦闘フィールドの仕様変更」、「メダリア」、そして「クリティカルヒット」です。
これまで、メダロットの「装甲値(HPみたいな概念)」は4パーツ分を合算した値しか、戦闘中に確認できませんでしたが、メダロット3からは各パーツの装甲値が詳細に確認できます。これは後のシリーズにも受け継がれます。
また、戦闘フィールドが「長方形」から「六角形」になりました。そして、地形に応じた様々なイベント(効果)が戦闘中に発生します。
これらは、続く4では受け継がれますが、その先の5では再び2以前の仕様に戻ります。
次に、「メダリア」と呼ばれるメダルを補助するアイテムの登場。メダロットが行動する際に重要となる、行動に対する「熟練度」は、基本的に1つのメダルは3しか持てません。
本来、そのメダルが持たない熟練度を補うために、このメダリアを装備させます。
最後に「クリティカルヒット」です。
RPGではよくある「クリティカルヒット(ドラクエにおける、会心の一撃)」の概念がメダロットにも導入されました。
防御を無視したダメージを与えることができるため、非常に強力です。
チームロボトル
本作のストーリーに大きく関わる「メダリンピック」という競技では、仲間(NPC)と一緒にロボトルします。
3人で1チームとなり、1人ずつメダロット1機を出し合い、3対3でロボトルするというもの。
勘が良い方は気付かれたかもしれませんが、このチームロボトルが意外と難しい。
仲間(NPC)が足手まといなんですよね。
プレイヤーは当然、相手メダロットや戦闘フィールドに応じて、メダロットをカスタマイズして挑みますよね。
一方のNPCは、不利な状況下でも、特定の相棒メダロット(純正パーツ一式)しか使用しないため、戦力になりません。
変形機構「メダチェンジ」の登場
メダロット3の新要素といえば「メダチェンジ」です。ロボットによくある「変形」ですね。
最初は「変形ってカッコ良いじゃん」と思っていたのですが、使い始めると若干微妙。
何故なら、純正パーツ一式が揃っていないとメダチェンジすることができません。
メダロットの醍醐味はパーツのカスタマイズでオリジナルメダロットを組み上げることなので、純正パーツ一式が強制される点が微妙ですね。
主人公のライバル機が登場
メダロットの主人公機はパッケージにもなっている「カブト」と「クワガタ」のメダロットなのですが、この2機に対するライバル機が登場するのもメダロット3からです。
それぞれ「ブラックカブト」と「ブラックスタッグ」と言います。ライバル機という設定は、今となっては、ゲームによくあるパターンですが、メダロット3で初出したときは新鮮だったなぁ。
低難易度だけど、記憶に残るラスボス
前作メダロット2に比べると難度は下がりましたが、とても記憶に残るラスボス。
2連戦となるラストバトルですが、2連戦ともリーダー機のメダロットに特徴あります。装甲値が10のパーツを使用したり、女性型であったり。
シリーズ通して、初の試みだったと思います。
メダロット3のBGM
メダロット3で人気があるBGMと言えば、ボス戦(スピリット戦)である「Evil spirit」とラスボス戦の「Shout!」です。
どちらもボス戦にふさわしい曲となっています。
私が個人的に3でオススメしたいのは、「ランデヴー」というBGMです。物語の終盤で宇宙に旅立った際、宇宙ステーションで流れるBGMです。
おだやかな感じが非常に落ち着きます。無限に聴いていられます。
作品の紹介:メダロット4
あらすじ
これまで数々の活躍をしてきたイッキ。しかし彼は、「本当にメダロットのことを理解しているのか?」と日々悩んでいた。「メダマスター」と呼ばれる真のメダロッターにのみ与えられる称号の存在を知り興味を持ち始めた頃、新しく赴任してきた教師との出会いをきっかけに、イッキ最後の冒険が始まる。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
イッキ編の完結
主人公が「イッキ」の作品としては3作目、かつ、イッキ編の完結でもあります。
当時、メダロット4の公式ページで、
イッキ、最後の戦い!
と大きく描かれていたのを覚えています。
私自身、子供ながらに、長く続いたイッキ編の完結に寂しさを感じましたね。しかし、完結編と銘打っているだけあって、ボリューム満点。
僕が1番好きな作品が4です!
本編のストーリーがそもそも長編で、クリア後イベントも充実しており、かなり長く遊べます。
また、新規機体の追加だけではなく、過去作品の機体が再登場。別ハードのシリーズ(メダロットR)からの輸入機体もあり、登場機体数は最多。
ストーリーも、前述した「メダロット三原則」を大きく取り上げており、人間とメダロットの絆をテーマにしていて、感動も大きいです。
暗い(重い)と捉えることもできるけど。
基盤は前作3を踏襲したシステム
ところどころに改良や追加機能がありますが、戦闘フィールドの六角形化、地形イベント、メダリア、メダチェンジ、チームロボトルなど、ほとんどは前作であるメダロット3そのまま。
メダロット数(パーツ数)は前述の通り、増えており、それに伴って行動の種類も増えています。
また、メダルやメダフォースも新規追加があるので、ボリュームはアップしています。
特殊なロボトルの追加
チームで戦う以外の特殊なロボトルが追加されました。「装甲値が○○以下の限定ロボトル」や「9対9の総力戦ロボトル」など。
これらの特殊ロボトルは、回数的には少ないですが、後者の総力戦となるロボトルは、とても印象に残るかと思います。
避けて通れないミニゲーム
ミニゲーム自体は前作の3から存在していましたが、メダロット4には5つのミニゲームが登場。
「スピードキング」
「ロードレース」
「バードコンテスト」
「ミスコン」
「ダークロボトル」
物語を進める上で何度かプレイするだけではなく、クリア後のイベントでも重要な位置付けなので、かなりの回数のクリアを要求されます。
「メダロット クラシックス プラス」で便利機能があるとは言え、若干苦労するかもしれません。
特徴的なラスボス戦
メダロット4のラスボスは、2とも3とも違って特徴的です。難易度自体は高くないのですが、1対1のロボトルとなります。
さらに、ラスボス戦時の味方機は、直前に渡された純正メダロット一式に強制的になります。
変更できるのは組み込むメダルのみ。今まで集めてきた、好きなパーツを使うことはできません。
メダロットの醍醐味とも言える、パーツ収集して、好きなパーツでバトルに挑むことができないので、不満なユーザは居たかも?
しかし、相手も自分も固定メダロットでのラストバトルになるということは、よくRPGにありがちな「詰み状態」になることはありません。
ただし、初見で勝つのは難しく、何度か負けながら、必勝パターンを探すことになるでしょう。
手探りで勝ちパターンを見つける作業が楽しく、個人的には、本作のラストバトルは好きです。
メダロット4のBGM
メダロット4でオススメしたいBGMは、ボス戦「DARK NIGHT」と、ラスボス戦「DO・OR・DIE」の2曲ですね。
前者の「DARK NIGHT」はスピード感があってカッコ良く、ボス戦に相応しい曲です。ストーリー上の主要キャラクター「四天王」のロボトル戦で流れるのは雰囲気が出ます。
そして、後者の「DO・OR・DIE」は、ラスボス戦、そして、イッキ編の完結を彩る神曲。
メダロット公式チャンネルで発表された「メダロット歴代BGM人気ランキング」では、堂々の1位でした。序盤の寂しい感じから、途中で熱い曲に一気に転調するところが特徴的でカッコ良い。
作品の紹介:メダロット5
あらすじ
主人公コイシマルが転校してきたのは、都会から遠く離れたすすたけ村。新たな生活に慣れようと決意する彼の前に、様々な問題が立ちふさがる。すすたけ小メダロット部の危機、村長が企む怪しげな村おこし。そして、多発するメダロットがらみの事件。はたしてコイシマルの運命は?
引用元:https://www.medarotsha.jp/
前作から一新した、5作目
長く続いたイッキ編から、舞台、キャラクター、メダロットを一新した作品。
新主人公「テンサンコイシマル」は、田舎を舞台に、弱小メダロット部の立て直しに挑みます。
メダロット2~4と、イッキ編が長かっただけに、「イッキ」に愛着があったプレイヤーは避けたかもしれませんね。後述しますが、自分的には4に匹敵するくらい良作だとは思うのですが。
ちなみに、ナンバリングの関係上、4の後に5を書いていますが、実は、販売された時期的には「メダロットnavi」の方が先になります。
基盤が再構築されたメダロット5
メダフォースが「メダスキル」と名を変え、1つのメダスキルは1回のロボトルで1回しか使えない仕様に変更。
また、「メダスキル」とは別の「リーダースキル」という概念が登場。リーダーとして100回ロボトルを行うことで習得でき、効果は様々。
メダルで言うと「メダリア」も廃止されました。
パーツに「じゃんけん」の要素が加わり、中央に到達して行動を行う際、パーツに設定された「グー」「チョキ」「パー」を発動します。
自身の行動の直前に出された「グー」「チョキ」「パー」に負けなければ、様々な効果を得ることができます。
戦闘フィールドも2以前の長方形に再び戻り、ゲームスピードも全体的にスピードアップして快適になりました。快適になっただけではなく、ゲームバランスも非常によく出来ていると思います。
メダロット2以来の鬼畜ラスボス
メダロット3~4とラスボスが弱体化していましたが、本作では一気に難易度が上がっています。
従来の悪魔的なキャラクターで、暴力でゴリ推してくるタイプのラスボスではなく、敵の機体3機が、チームとして非常にバランスの取れた強さ。
シリーズでも最難関だと思います。
しかも、見た目が「ダイヤモンド」とか、「バナナ」とか、「カエル」とか、モチーフが特徴的で、記憶に残っているプレイヤーも多いのでは。
攻略しがいのあるラスボスなので、是非挑戦してみてください。
未完のメダロット5
メダロット5と言えば「未完」であると、良く言われます。便利機能(クリア特典)のところで少し述べましたが、正攻法で入手できないパーツやメダルが非常に多い。
ラスボスで登場する「バナナ」のメダロットも残念ながら入手できません。誰もが使ってみたいラスボス機、「メダロット クラシックス プラス」のクリア特典を使って、是非入手してみましょう。
メダロット5のBGM
メダロット5でオススメしたいBGMは、ラスボス戦の「Beat The Diamonds」です。
コレしかない。私がメダロット歴代シリーズで1番好きな曲がコレです。
前述した、ラスボスの凶悪さも相まって印象にも残っている人も多いのでは。
ラストバトルのカッコ良さ、そして、強敵に立ち向かっていくイメージ。曲の入りは神秘的な静かな感じで、途中から一気にロックになる曲。
山下絹代さんは神なのか。
作品の紹介:メダロットnavi
あらすじ
“カスミ”は善良な中学生。青空中学校のクラスメイトと共に、日々人並みに学生生活を過ごしていた。ある日カスミは、心に呼びかける”声”に導かれ、今は使われていない旧校舎へと足を踏み入れる。その”声”、そしてその旧校舎での出来事は、カスミにとっての人生の転機となる。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
シミュレーションRPGのメダロット
メダロットの特徴とも言える、シャトルラン方式バトルを採用したRPGではなく、9×9のグリッド上のメダロットを操作する「シミュレーションRPG」を採用した番外編的な作品。
この作品では、1回のロボトルで使用するメダロットも最大で5機となります。
ゲーム自体の難易度は高い
従来のロボトルとは戦闘システムが違うため、余計に難しく感じると思います。
加えて、かつてのメダロットと違い、本作ではエンカウントが無いがゆえの難しさもあります。
例えば、レベルを上げることができない、など。
メダロットnaviは、ゲームシステム自体を色々と理解するまでが難しいのですが、ヌルいゲームに飽きた方はプレイしてみてください。
でも、個人的は、メダロット自体が未プレイであれば、初代から順番にプレイして欲しいですが。
もちろんラスボスも強い
メダロット2は暴力的な強さ、メダロット5はバランスの取れた強さでした。
しかし、メダロットnaviのラスボスは、そのどちらとも違い、回復技をメインで使用する、一風変わった特殊な強さです。
また、その姿も特徴的で、個人的には「聖剣伝説」に登場する神秘的なキャラクターのイメージを受けました。
シリーズ毎にラスボスとなるメダロットのデザインが毎回違っていて、そこもメダロットの魅力かなと思います。
気になる方は、是非、挑戦してみてください。
作品の紹介:メダロットG
あらすじ
西暦2027年、田園風景ひろがるすすたけ村に、主人公コイシマルが引っ越してきた。ある日、村おこし好きな村長タマヤスデンスケが「デンスケランド」なるものを完成させる。そこはロボトルのために造られたアミューズメントパークだった!ライバルや仲間たちとの熱いバトルを征して、ロボトル大会優勝をめざせ!
引用元:https://www.medarotsha.jp/
格闘アクションのメダロット
前作メダロット5の「コイシマル」を主人公としたメダロット作品。
しかし、コチラもRPGではなく、メダロット初の「格闘アクション」ということで、メダロットnaviに引き続き、挑戦した作品となりました。
先に結論だけ述べると、個人的には、駄作の部類に入るかなぁと思います。前作のメダロット5が良かっただけに。
「メダロット クラシックス プラス」は買いますが、わざわざコレをプレイすることは無いかも。
2対2のロボトル
メダロットシリーズ初の2対2のロボトル。しかし、プレイヤーが操作するのは1機のみで、もう1機はAIが操作します。
ゲームボーイアドバンスという当時のハードで言うと、そもそも操作し辛い。ロボトル中の各種表示もイマイチかなと。
ボリュームが圧倒的に少ない
登場メダロットが40機弱と、シリーズ通して圧倒的に少ない。
格闘アクションのロボトルがメインになっているためか、ストーリーも弱い感じ。
ちなみにクリア後イベントも少ないです。
強いて言うなら、グラフィック・BGMの良さ
ハードが「ゲームボーイ」から「ゲームボーイアドバンス」になったことで、グラフィックやBGMは良くなっています。
まぁ、ハードがパワーアップしているから、その恩恵ですかね。
作品の紹介:メダロット弐CORE
あらすじ
おみくじ町に住む主人公「イッキ」は、メタビーとの出会いから悪の組織「ロボロボ団」の陰謀に巻き込まれていく…。ゲームボーイソフト『メダロット2』を完全リニューアル。戦闘システム・グラフィックが新たに生まれ変わり、追加イベントを多数収録したリメイク作品。
引用元:https://www.medarotsha.jp/
人気作品メダロット2のリメイク
アニメ放映と同時に人気を博した「メダロット2」のリメイク作品です。
もともとは「コミックボンボン」で限定販売されていましたが、後に一般販売もされました。
プレミアソフトになって入手困難であったのですが、今回「メダロット クラシックス プラス」に収録されることに。
この作品収録が目玉ですね。
ゲームボーイアドバンスでリメイクされたことで、グラフィック・BGMはパワーアップ。
グラフィックで言えば、アニメ版のメダロットに近い感じに。ロボトルシーンでは、メダロットがヌルヌル動きます。
BGMについては、ゲームボーイアドバンス用にアレンジされています。原作の方でも書きましたが、是非「Strike Enemy」と「Easygoing」をリメイク版でも聴いてください。
ロボトルが快適になった
ロボトル中の演出をスキップできるようになり、かなり快適になったと思います。
1回のロボトルが長くなるのが、メダロットの欠点でもありましたからね。
これは「メダロット クラシックス プラス」の便利機能ではなく、「メダロット弐CORE」自体に実装された機能です。
バランス調整の末、より高難度に
主に主人公機など、原作で強かった機体はバランス調整されました。調整というか、弱体化です。
それによって、敵が強くなったというよりは、自分が弱くなった結果、ゲーム難易度も上がっているように思います。特にクワガタバージョン。
ラスボスも調整されて、弱くなった
さきほど、ゲーム難易度は上がったと書きましたが、ラスボスに限っては、主人公機同様に調整されて、弱くなりました。
なので、原作のメダロット2ほどの凶悪さは無くなっています。理不尽とも言える凶悪さがメダロット2のラスボスの「らしさ」だったので、ちょっとコレは残念ですね。
でも、弱体化したといっても、強いですけどね。あくまで原作ほどは強くない、ということです。
総合的には優秀なリメイク
ネガティブな部分も書きましたが、総合的には優秀なリメイク作品だと思います。当時のプレイヤーの評価も高く、プレミアソフト扱いになっていたことからも言えるでしょう。
一時期、WiiUのバーチャルコンソールで配信されたこともありました。
メダロット1やメダロット2の機体が、ゲームボーイアドバンスのグラフィックで再現されていることに、まず感動すると思います。
特に、「メダロット1」のラスボス機(コンビニで買える)が綺麗なグラフィックで描かれているのを見た時は、ひたすら感動しましたね。
「メダロットnavi」と「メダロットG」のことは見なかったことにしても、この「メダロット弐CORE」は是非プレイして欲しいと思います。
結論「買い」なのか?
結局、本作品は「買い」なのか?
当然「買い」です。
「メダロットnavi」と「メダロットG」が微妙とは言え、ゲームボーイ系統の「ナンバリング5作品」、そして、「弐CORE」、合計6作品をプレイできるだけでも価値があります。
そして、何より「特典のサウンドトラック」です。今回、音源化が初となる作品もあるので、必ずゲットしておきたいところですね。
買った後、どれをプレイすべき?
これはズバリ言いましょう。プレイする順番は
1 メダロット
2 メダロット2
3 メダロット3
4 メダロット4
5 メダロット5
6 メダロット弐CORE
こうです。ココに書いてない2作品は、無理にプレイしなくても良いかなと。時間が余っていれば遊ぶ程度で。あくまで、個人的には、ですが。
カブト or クワガタ、どっちを買うべき?
両バージョン(もしくはアドバンスエディション)を買わずに、とりあえず片方の購入しようと考えている方が悩むポイント、それは…
カブト or クワガタ
どちらのバージョンを購入するか
だと思います。
昔プレイしたことがあれば、思い出のある同じバージョンを購入するか、あえて、昔プレイしたのとは別バージョンを買うか、自分で決めるのもアリだと思います。
では、今回、始めてメダロットのプレイを考えている方は、どっちを選ぶべきでしょうか?
主人公機の好みで決めても良いと思います。
メダロットの見た目で決めても良いですし、戦闘タイプで決めても良いです。ちなみにカブトは射撃タイプ、クワガタは格闘タイプ。
それでも悩んでいる方に、オススメしたいのは…
ずばり
クワガタバージョン
です。
格闘タイプということで、ちょっと脳筋のイメージがあるかもしれませんが。
私は、RPGを遊ぶとき、呪文(魔法)を唱えるよりも、強い武器を装備し、攻撃力を上げて、物理的に殴るのが好きです。
力こそパワー!
クワガタ機の主となる行動「がむしゃらハンマー攻撃」は、まさにそんなイメージです。
攻撃が相手機体のパーツを貫通するのが気持ち良いのでオススメ。カブト機の射撃にも、貫通する攻撃技はありますが、細かい説明は割愛します。
私は初代からクワガタを選び続けています。
どうしても迷ったら、クワガタです!
終わりに
長くなりましたが、いかがだったでしょうか?
昔プレイしていて、懐かしくなった方はもちろん、まだプレイしたことない方も、是非チェックしてみてください。この値段で、このボリューム、十分すぎるほど楽しめます。
再三ですが、サウンドトラックが特典で付く、「アドバンスエディション」は、初回生産分の数量限定での発売となるので、ご注意ください。
それでは。