【キャンディ塗装】RE/100 ナイチンゲール 製作してみた【ファンネル・ポッドを改造】
今回は「RE/100 ナイチンゲール」をキャンディ塗装してみました。当初、無改造のままで全塗装しようと思ったのですが、ファンネル・ポッドを小改造(角度の調整)したので、どれくらい印象が変わるかも見て頂ければと思います。
この「ナイチンゲール」は、小説に登場する機体ですが、スパロボを始めとするTVゲームに登場していたり、人気の機体ですね。この大型機体を小改造、キャンディ塗装していきます。
それでは、どうぞ。
これまで製作・塗装したガンプラの一覧をまとめた記事です。
RE/100 ナイチンゲールとは?
新カテゴリー「RE/100」とは?
「RE/100(REBORN-ONE HUNDRED)」とは、2014年に誕生したガンプラの新しいカテゴリー。「ナイチンゲール」は、RE/100シリーズの第一弾になります。MG(マスターグレード)と同じ1/100のサイズでありながら、内部フレームを簡略化(省略)した、組みやすいキットです。
この箱絵(パッケージアート)ですが、めちゃくちゃカッコ良い!!!
MGでは商品化されないマイナー機体がラインナップされていく模様です。ナイチンゲールの大きさで内部フレームまで作り込むと、ものすごい金額になりそうですもんね。
ナイチンゲールを説明書通りに素組みしてみる
製作したのが2014年(この記事を書いてるのは2021年)ということで、当時、素組みした状態の写真を残しておらず、「バンダイホビーサイト」様から写真をお借りしました。公式の製作例ということで、完全な素組みではないと思いますが、大体こんな感じでしょう。
これを見て、僕は思いました。
何か違う!!!
箱絵(パッケージアート)と印象が全然違う。
公式の作例をもう1枚。正面からの写真ですが、これも何か違う。ガンプラは写真を撮る角度が重要なので、これは角度が悪いのもありますが。商品を紹介する写真だから、もう少しカッコ良い角度で撮れば良いのに。
そして何より、ファンネル・ポッドの向きが思ったよりも水平なのが非常に気になります。
製作&塗装の方針について
小改造(ファンネル・ポッドの角度調整)
無改造で塗装する予定でしたが、ファンネル・ポッドの角度だけ調整しようと思って、小改造することにしました。改造についても、途中経過を撮ってないので、イラストで説明します。
こんな感じです。ファンネル・ポッド(赤)と本体(グレー)の間に、パテ(青)を盛りました。角度を付けることで、ファンネル・ポッドが斜めに立つようにします。
多数の合わせ目消し
RE/100は簡素化されているキットである以上、作り自体はHGに近く、このキットは合わせ目が多数あります。基本的には全て、接着剤で張り合わせてからヤスリで削り消しています。
- 頭部のツノ
- 腕の外装
- フトモモの外装
- 腕と脚の関節(シーリング)
- 腰のフロントアーマー
- プロペラントタンク
特に赤字のパーツは、後ハメ加工も必要だったので余計に大変でした。
赤のキャンディ塗装について
シルバーの上にクリアカラーを重ねることを「キャンディ塗装」と言いますが、今回は赤のキャンディ塗装に挑戦してみます。塗装順としては、
- 黒下地
- シルバー
- クリアーレッド(複数回)
こんな感じで塗り重ねていきます。ちなみに使用した塗料は以下です。
黒下地:メカサフ ヘヴィ
サーフェイサー&フレーム色を1回で塗装できるため、普段はフレームパーツに使用しているガイアノーツの「メカサフ ヘヴィ」を今回はシルバーの下地に使います。
シルバー:Ex-シルバー
私の中でシルバーと言えば、ガイアノーツの「Ex-シルバー」です。ガイアカラーのシルバーの中では粒子が1番細かい塗料とされており、キャンディ塗装に最適です。
クリアーレッド:プレミアムレッド(G)
シルバーの上に重ねるクリアーレッドですが、今回はガイアノーツの「プレミアムレッド」を使用しました。通常のクリアー塗料と比べると値段がお高いのですが、その価値はあります。
プレミアムレッドは顔料タイプのクリアー塗料なのですが、凄く鮮やかです。今回はシルバーの上に塗り重ねましたが、白サフ(もしくはピンクサフ)の上に重ねても非常に綺麗な赤になります。
全塗装の完成状態
製作工程&塗装途中の写真は無いので、一気に完成品の披露です。
それでは、どうぞ。
正面と背面からのショット
正面から撮ると相変わらずダサい。でも、ファンネル・ポッドの角度を付けただけでも印象が変わると思います。ちなみに極力前傾させています。ナイチンゲールといえば、前傾姿勢ですよね。
背面から撮るとこんな感じ。まだダサい。外装パーツの裏側を黒で塗り分けたり、バーニアの内部をクリアブルーで塗ってます。こう見るとスカートが小さいのかなと思いますね。
斜め方向から撮影してみる
続いて、斜め方向から撮ってみました。
ちょっとナイチンゲールっぽくなりましたよね?
さらに側面寄りのショット。前傾姿勢&ファンネル・ポッドの角度により、良い感じ。
でも、こう見ると、やっぱり後ろのスカートが小さいと感じますね。
引き続き、斜めからのショットですが、少し地上目線で。
強そう!!!
外装が赤一色なので、ディティールやモールド(丸や四角の小さい凹み部分)をシルバーで塗っても良かったかもしれません。ワンポイントの差し色があると、さらにカッコ良さが増しそうです。
各部のアップ
アップのショットを何枚か。
ファンネル・ポッドと同じく、肩アーマーのバーニア内部もクリアブルーで塗っています。
今回、仕上げは光沢クリアーのみで、コンパウンドで磨いたりはしてないので、そこまでキラキラに光ってはないですね。この写真も所々はテカってますが。
下半身のアップ。異様に長い、特徴的な腰のフロントアーマー。これだけでもカッコ良い。
後ろのスカート付近のアップです。このキットで1番大きいパーツです。シンプルなので、モールドを追加するなどして、ディティールアップしても良かったかも。
スカート内部のプロペラントタンクをチラ見せ。
普通に飾っていると見えない部分ですが、合わせ目を消して、赤いラインも塗装しています。やっぱり、キットのデフォルトのままだと、スカートが小さいですね。笑。
背中やファンネル・ポッド裏側付近をアップで。ファンネル・ポッドの付け根が今回改造した箇所です。遠目で見ると、パテを盛った形跡や継ぎ目は無く、綺麗に改造できたかなと思います。
塗装レシピ
- 外装下地:メカサフ ヘヴィ(G)
- 銀色 :EX-シルバー(G)
- 赤 :プレミアムレッド(G)
- 白 :EX-ホワイト(G)
- フレーム:スターブライト アイアン(G)
- バーニア:EX-シルバー(G)
内部はクリアーブルー(G) - 淡い灰色:メカサフ ライト(G)
※関節のシーリング部分 - 仕上げ :EX-クリアー(G)
終わりに
ということで、「RE/100 ナイチンゲール」のキャンディ塗装でした。
製作したのが2014年と、自分がガンプラを始めた頃だったですが、その当時にしては上手く出来たと思っています。ただ、今見ると、粗も目立つし、再チャレンジしたいです。
自分が、もう一度作り直す時は
- スカートの大型化
- 全体的にモールドを追加してディティールアップ
- 各所に差し色を付ける
- 両足を広げて重心を低くする
- コンパウンドで磨いてテカテカにする
このあたりをやってみたいですね。
簡単に組めて、それなり大きさもあるので、達成感のあるキットです。置き場所に困りますが、まだ手に取ってない方は、是非組んでみてください。それでは。