【ポケモンGO】マスクラ最強10選【オススメ紹介・採用率データ有り・マスターリーグクラシック】
この記事では、マスターリーグクラシック(通称マスクラ)で活躍できる、オススメのポケモンを紹介します。
マスターリーグは、原作で言う禁止級の伝説ポケモンが多く出場するため、大怪獣バトルみたいで、凄く楽しいですね。
今後、伝説ポケモンのレイドバトルが復刻した際、どの伝説ポケモンをガチで厳選するか、参考にして頂ければと思います。
シーズン10開始時点(2021年11月)で、実装済みのポケモンや技で記載しています。
マスクラのポケモン採用率
今回、まず、私自身がシーズン4~8にかけて、マスターリーグクラシックで合計1450戦して集めたデータも公開します。
ここで注意したいのが、
- ドリュウズの「マッドショット」習得(S6以降)
- ホウオウの「やきつくす」習得(S6以降)
- 「ドラゴンテール」の強化(S8以降)
- イベルタル&ザシアンの実装(S8以降)
など、途中で環境の変化もあり、複数シーズンのデータを混ぜると意味が無いかもしれません。
ですが、まずはデータを見て頂ければと。
なお、この1450戦分のデータを集めたレート帯は、2200~3100近くです。
再度言いますが、母数は1450戦です。
ポケモン | 採用数 | 採用率 | |
1位 | ディアルガ | 930 | 64% |
2位 | ギラティナO | 557 | 38% |
3位 | メルメタル | 510 | 35% |
4位 | グラードン | 384 | 26% |
5位 | ミュウツー | 383 | 26% |
6位 | トゲキッス | 314 | 22% |
7位 | カイオーガ | 264 | 18% |
8位 | カイリュー | 139 | 10% |
9位 | ドリュウズ | 106 | 7% |
10位 | ギラティナA | 85 | 6% |
11位 | ルギア | 77 | 5% |
12位 | カビゴン | 61 | 4% |
13位 | ガブリアス | 59 | 4% |
14位 | ゼクロム | 58 | 4% |
15位 | ホウオウ | 47 | 3% |
16位 | パルキア | 41 | 3% |
17位 | イベルタル | 37 | 3% |
18位 | メタグロス | 37 | 3% |
19位 | ドサイドン | 36 | 2% |
20位 | マンムー | 36 | 2% |
想像がついたと思いますが、1位は圧倒的に「ディアルガ」です。採用率は64%。
2位の「ギラティナO」~6位の「トゲキッス」までは、順当なランクイン。
そして、7位の「カイオーガ」以降も一定数居るが、採用率が低くなり、20%を切ります。
先にも述べたように、「ドリュウズ」や「ルギア」は、シーズン4からの統計だと少ないですが、体感では、最近増えてきたイメージ。
今回は、単純に採用率の上位10匹ではなく、私が実際にバトルリーグに参戦して、感じた強さも加味して、10選を紹介します。
それでは、どうぞ。
1位:ディアルガ
第四世代から「ディアルガ」です。ダイヤモンドのパッケージになっている、時間を操る伝説ポケモンですね。この時点でカッコ良い。
原作の公式バトルでは、WCS2010(GSルール)で大活躍。トリックルームの始動役にもなれたり、中速高火力アタッカーにもなれたり、多数の型が存在。初見では、まず読めない。
パルキア&ギラティナにも言えますが、当時最大火力のカイオーガの潮吹きに抵抗を持っているのが、シンオウ龍の強さでしたね。
そんなディアルガは、採用率からも見て取れますが、マスターリーグで最強。
マスターリーグの王。
そう言っても過言ではない。
優秀な複合タイプのドラゴン
「はがね・ドラゴン」の複合タイプ。
本来、ドラゴンタイプは、同じドラゴン、そして、氷タイプから弱点を突かれます。しかし、ディアルガは「はがね」を併せ持つため、両方とも等倍で受けることが可能。
特にドラゴン同士の「りゅうのいぶき」の撃ち合いは、圧倒的に有利。パルキア、ゼクロム、カイリュー等には、対面で勝てます。
なお、相性的にはフェアリーも等倍で受けることができますが、「あまえる」が強すぎるため、そこまで有利ではないので注意を。
「りゅうのいぶき」の削り性能
ドラゴンタイプの技は、ほとんどのタイプに等倍以上で入るため、通りが非常に良い。
通常技の「りゅうのいぶき」は、ディアルガの攻撃力から、タイプ一致で連打すると、削り性能が凄まじいです。
ディアルガのスペックが高すぎて、鋼タイプの「メタグロス」や「ドリュウズ」相手でも、体力をゴリゴリ削ることができます。
さらに、ディアルガの天敵である「メルメタル」に対しても、状況・立ち回り次第では、致命傷を与えたり、撃ち勝つことも可能。
フェアリー以外では受けきれないでしょう。
ディアルガに対して、ディアルガを投げる(投げられる)ということも、わりと見る光景です。
アイアンヘッド・かみなりを推奨
ディアルガのゲージ技は
- アイアンヘッド
- かみなり
- りゅうせいぐん
の3つから選択になりますが、「アイアンヘッド」と「かみなり」を推奨します。
もちろん「りゅうせいぐん」も強力で、シールドを剥がした状態では、原則、相手で一撃を葬ることができる点では優秀。
ですが、今回、あえて、りゅうせいぐん以外の2つを推奨する理由を述べます。
アイアンヘッドの採用理由
ディアルガのゲージ技の中では、必要ゲージが1番少なく、タイプ一致で撃てるのが強み。
トゲキッスとの対面では、シールドを1枚貼ることで、アイアンヘッドを2発撃つことでき、
- 相手のシールドを2枚とも剥がせる
- 相手のトゲキッス側に引かせる
- 相手のトゲキッスを倒せる
のどれかを相手に迫れます。
体感では、1か2が多いかな。
まぁ、アイアンヘッドを採用しない人は、ほとんど居ないでしょう。
かみなりの採用理由
個人的に、この理由は1つしかありません。
メルメタルに等倍で撃てるため
です。これだけなのですが、これが大きい。
自分がディアルガを使って、メルメタルと対面した際、基本的に勝てない前提で挑みますが、状況・立ち回りによっては、「かみなり」が通るときがあります。
かみなりが通ると、メルメタルの防御ダウン(ばかぢからの反動)と絡めて、後はりゅうのいぶきで押せることも。
マスターリーグで採用率が多いメルメタル。そのメルメタルに勝てる確率を少しでも上げる意味でも、かみなりを推奨します。
副産物的に、ホウオウ、ルギア、カイオーガに抜群で通るも良いですよね。
結論:ディアルガは必ず厳選する
マスターリーグで戦う上で、ディアルガは必須。今回紹介した中で、このディアルガだけは、ホントに必須です。
まだ持ってない方は、今後、復刻した場合に、ガチで厳選しましょう。
できれば、15-15-14以上を推奨。
マスクラの妥協ラインは15-14-13と言われています。ここは最低限欲しい。
しかしながら、「厳選するほど、レイドパスに課金できません」という方も居ると思います。
ガチで厳選できない方は、「攻撃15」だけでも粘ってください。攻撃個体値を妥協してしまうと、相棒ディアルガ同士のりゅうのいぶきの撃ち合いで確実に負けます。
2位:ザシアン(歴戦の勇者)
第八世代から「ザシアン」です。
原作では「くちたけん」を持たせると姿が変わるのですが、これは変身前の「歴戦の勇者(れきせんのゆうしゃ)」という姿になります。
この姿は、まだ本気を出してない姿なのですが、これでも十分に強いです。
シーズン8の終盤に実装され、まだまだ実績が少ないですが、このランクは妥当でしょう。
優秀なフェアリー単タイプ
「りゅうのいぶき」をはじめとするドラゴン技に抵抗を持つ、優秀なフェアリータイプです。
相手のドラゴン技を受けて起点にしつつ、チャージ効率が良い「バークアウト」でゲージを溜めて、大技を撃っていきましょう。
マスターリーグはドラゴンが多い環境なので、ザシアンにとっては追い風ですね。
はがねに勝てるフェアリー
ディアルガはザシアンに弱点を突ける「アイアンヘッド」を撃てるとは言え、それよりも高回転で「インファイト」を撃ち込めます。
弱点である鋼タイプに、格闘技を打ち込んで勝てるフェアリー、それだけで壊れ性能。
何気に「バークアウト」は、ミュウツーやギラティナに抜群で入る点が優秀ですよね。
恵まれた技構成
ゲージのチャージ効率が良い「バークアウト」を持ち、ゲージ技として2連発できる「インファイト」や「ワイルドボルト」も習得可能。
ディアルガ、メルメタルに弱点を突ける「インファイト」は確定。2つ目のゲージ技は「ワイルドボルト」と「じゃれつく」から選択となります。
カイオーガ、ホウオウ、トゲキッスに強くしたい場合は「ワイルドボルト」を、対ギラティナを考えると「じゃれつく」を選びましょう。
非常に止めづらいポケモン
前述した通り、ゲージ技に「インファイト」「ワイルドボルト」「じゃれつく」を持っている点から、非常に止めづらい。もちろん、ザシアン側の2つ目のゲージ技によります。
また、スーパーやハイパーと違って、現状、マスターでは毒タイプが居ないため、その点でもザシアンを完全に止めるのは難しいでしょう。
実際にザシアンを相手にすると分かりますが、止まりません。現環境では1番止め辛いかも。
「メタグロス」が対策筆頭になるのかな。インファイトが等倍で入るので、完全に止めれるわけではないですが。今後実装される「ムゲンダイナ」に期待ですね。
3位:ミュウツー
初代の禁止級伝説「ミュウツー」です。
初代でポケモンをやってる層だと、1番思い入れがある伝説ポケモンではないでしょうか。
映画の一作目で主役を務めましたし、ポケモンをやってない人でも知ってるくらい有名。
特に初代は、エスパー優遇時代で、特殊と素早さが高く、それだけで最強感がありましたよね。
最初に記載した通り、私の集計したデータでは、ミュウツーの採用率は5位です。
しかし、今回、マスクラ用として、ディアルガ・ザシアンに次ぐ、3位でオススメします。
高火力・高回転の「サイコブレイク」
ミュウツーは、通常技「サイコカッター」と、ゲージ技「サイコブレイク」は確定。
厳密には違いますが、この技の組み合わせは、ラグラージに匹敵する回転力を誇ります。
なんと、サイコカッターをたった5発で、サイコブレイクを撃つことが出来る!
マスターリーグで、同じ速度(2ターン通常技を5回)で発動できるゲージ技といえば、
- グラードンの「ほのおのパンチ」
- メルメタルの「いわなだれ」
- メルメタルの「ばかぢから」
このあたりも有名。ですが、いずれもタイプが不一致のゲージ技なんですよね。
ミュウツーのサイコブレイクの場合、タイプ一致、かつ、上記3つの技よりも威力が高い。
高威力&高回転のサイコブレイクは、等倍以下では、まず受けきれない。抵抗を持つ鋼タイプでも、かなりのダメージを受けるでしょう。
ただし、サイコブレイクは、「ウルトラボーナス2019」や「レイドアワー」など、過去のイベントで登場したミュウツーが習得していた特別な技になるので注意してください。
サイコブレイクを習得してないミュウツーを持っている場合、「すごいわざマシン スペシャル」を使ってでも、覚えさせる価値はあります。
引き先として最強のポケモン
私自身、当初はミュウツーをここまで上位の評価には置いてなかったです。トップメタのディアルガやギラティナに強くないため。
ところがバトルリーグで戦っているうちに、徐々にミュウツーの評価は上がり、今ではトップクラスの評価になりました。その理由は
引き先として非常に優秀
だからです。
初手よりも、出し負けたときの引き先として、非常に優秀なポケモンだと考えます。
前述した通り、サイコブレイクの威力・回転力は凄まじい。裏から出てきた相手のミュウツーに対して、対面をキープするためにはシールド2枚を使い切るケースもあります。
つまり、引き先としてのミュウツーは、
- 初手の不利対面をひっくり返す
- 相手のシールド2枚を奪える
この2択を迫ることができ、対戦を有利に進めることができるでしょう。
このミュウツーの引き先としての強さは、自分で使ったり、相手に使われて初めて分かります。パーティーの最後1匹が決まらないときなど、是非ミュウツーを引き先で入れてみてください。
4位:ギラティナO
第四世代の「ギラティナ(オリジン)」です。
初出のダイパでは「現世の姿(アナザー)」でしたが、プラチナの「やぶれた世界」で追加された別のフォルムになります。
当時の対戦では、追加フォルムのため、ダイパやバトレボで使えないのがネックでしたね。
防御特化のアナザーと比べて、このオリジンは攻撃特化のフォルム。マスターリーグでの採用率はディアルガに続く2位です。
高水準なゴースト&ドラゴン
攻撃特化になったとは言え、もともと高いHPの種族値は変化しないため、攻撃&耐久の両方を兼ね備えるポケモンと言えます。
そして、マスターリーグでは、ゴーストタイプの技は通りが良く、非常に使いやすいです。
同じドラゴンやフェアリー相手は厳しいですが、この2タイプに対してもゴーストが等倍では通るため、一方的に負けることは無い。
汎用的に戦える強さに加えて、個人的には、グラードン、カイオーガ、メルメタルに有利な点が評価できます。
ゴースト技で統一が標準
技構成は、通常技「シャドークロー」、ゲージ技「あやしいかぜ」「シャドーボール」のゴースト技で統一するのが標準的でしょう。
「あやしいかぜ」はブラフ(はったり)として使いやすいのと、攻撃と防御が2段階アップするバフ効果を持っているため、効果発動すれば有利な展開になります。
ちなみに、シャドークロー6発を撃った後のゲージ技は「あやしいかぜ」が確定なので、相手にシールド貼りの選択を迫りたいときは、シャドークロー7発溜めてから撃ちましょう。
5位:メルメタル
世代の分類が分からないポケモンこと、「メルメタル」です。初登場は「Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」になるのかな?
2018年9月、進化前の「メルタン」が突然フィールド上に出現する事件が発生。しかも、当時は名前の表記は「????」でしたよね。
ポケモン界では初となる「進化する幻ポケモン」ということで、初登場以来、色々とインパクトを残したポケモン。
これは私の考えですが、マスターリーグが上手い人は、メルメタルの使い方が上手いと思う。
タイプに、技に、高スペック
自分はスーパー、ハイパー、マスターと、リーグの種類を問わずにメルメタルをかなり使っていますが、とにかく強い。
はがね単タイプの時点で優秀ですが、優秀なのはタイプだけではありません。
ゲージ蓄積が優秀な通常技「でんきショック」を持ち、ゲージ技も回転力が高い「ばかぢから」と「いわなだれ」を持っています。
2つのゲージ技は、どちらも「でんきショック5発」で撃つことができ、回転力があります。
コイツの「ばかぢから」は、原則、2連発で飛んでくると考えても良いくらい。
でんきショックが2ターン通常技で使いやすく、ゲージ技も軽い(必要ゲージが少ない)ので、非常に使いやすい技構成と言えます。
まさにバトルリーグが天職のポケモン。
ディアルガやミュウツーなど、他の伝説・幻ポケモンと比べて、入手難易度が低いことも良い。これからマスターリーグを始める方は、まずメルメタルを用意しましょう。
ディアルガに強いだけじゃない
メルメタルの強さは、まず何と言っても、マスタートップメタのディアルガに強いことでしょう。りゅうのいぶきに耐性を持ち、逆に、ばかぢからで大ダメージを与えることができます。
ばかぢからによる防御力ダウンには気をつける必要がありますが、対面であれば、まず負けることは無いでしょう。
しかし、メルメタルの強さはディアルガに強いだけではありません。
「ばかぢから」と「いわなだれ」の組み合わせは、だいたいの相手に等倍以上で通るため、不利対面でも、それなりに仕事ができます。
ゲージ技の回転力の高さが活きます。
採用率が高いポケモンで、一方的にカモにされるのは、グラードンくらいでしょうね。
6位:トゲキッス
第四世代の「トゲキッス」です。このブログでは、他リーグのオススメ記事でも散々登場している、PvPの常連ポケモン。
原作では、初登場の第四世代から、対戦で活躍しているポケモンで、その名も
白い悪魔
と呼ばれていますね。
ポケモンGOでは、マスクラ(マスターリーグ)が主戦場でしょう。とにかく強力。
対ドラゴンで最強
トゲキッスはフェアリーなので、「りゅうのいぶき」や「ドラゴンテール」に抵抗を持ち、ドラゴンタイプに対して圧倒的に強く出れます。
ディアルガ、パルキア、ギラティナ、カイリュー、ガブリアスなど、体力&シールドが同条件であれば、まず対面で負けません。
ギラティナのみ、ゴースト技を使うため、トゲキッス側も体力を削られてしまいますが、基本的には有利対面です。強気に攻めましょう。
通常技「あまえる」でゴリ押し
通常技の「あまえる」は、名前からは想像がつかないほど、削り性能が高いです。等倍で受けるディアルガ相手でも、ゴリゴリ削ることが可能。
フェアリーが弱点でも無くても、等倍で入る相手であれば、あまえる連打で十分に戦えます。
ホントに歯が立たないのは、はがね単タイプの「メルメタル」くらいでしょう。
シールドはトゲキッスに温存しよう
これは、好みのプレイスタイルや状況にもよりますが、シールドはトゲキッスのために温存する戦い方をオススメします。
通常技が強力な反面、ゲージ技の発動が重く、最低でも「あまえる8回」が必要です。
相手からのゲージ技を連発されやすいため、トゲキッスの体力を守るためにも、シールドはトゲキッスに残しておきたいところ。
7位:カイオーガ
第三世代から「カイオーガ」です。サファイアのパッケージであり、禁止級伝説ポケモン。
原作をプレイ済みであれば、対戦ガチ勢じゃなくても、その強さは知っているでしょう。
最大火力の持ち主。
特性「あめふらし」はフィールドを雨状態にして、自身の水技の威力をアップ。さらに「しおふき」はダブルだと相手2体が対象のため、公式のWCS2010では対策筆頭のポケモンでした。
そんなカイオーガはポケモンGOでも強いです。
「たきのぼり」の削り性能
みず単体、かつ、高スペックのカイオーガですが、当初はグラードン(マッドショット)と比べて、通常技に恵まれていないイメージでした。
しかし、実際にカイオーガを使ってみると、そのイメージは一変します。
「たきのぼり」は削り性能が高く、通常技の連打だけでゴリゴリ削ることができます。
マスターリーグ環境だと、ディアルガやギラティナなどには効果は今ひとつですが、そのあたりを除けば、等倍以上でダメージが入ります。
トゲキッス、メルメタル、グラードンなど、ディアルガが苦手とする相手に有利なので、その面からも強さを実感できるでしょう。
意外と軽い「なみのり」が優秀
通常技「たきのぼり」は与ダメージ量では優秀ですが、ゲージのチャージ効率は良くないです。
さらに、「3ターン技」と呼ばれる、硬直が長い通常技なので、慣れていないと扱いにくい面も。
しかし、ゲージ技「なみのり」は、たきのぼり5回で撃つことができるので、意外と発動しやすく、使い勝手が良いです。
同じく3ターン技の「あまえる」を使うトゲキッスの場合、あまえる8回でゲージ技「げんしのちから」を撃てるので、「なみのりの軽さ」が実感できると思います。
2つ目のゲージ技は選択
ゲージ技1「なみのり」は確定ですが、ゲージ技2は何を選択するべきでしょうか?
かみなり? ふぶき?
どちらにもメリット・デメリットがあるので、環境やパーティと相談しましょう。
個人的には、カイオーガ対面で有利になる「かみなり」を推奨します。
かみなりの場合
ふぶきよりも必要ゲージが少ない。何より、カイオーガ同士で有利になる。
一方で、ディアルガ、ギラティナに対抗手段が無くなる。ただ、たきのぼり+なみのりでも、相手の体力を半分くらいは削れます。
ふぶきの場合
かみなりより必要ゲージが多く、なかなか撃つ機会が少ない。たきのぼり10回も必要。
しかし、ディアルガ、ギラティナにダメージが期待できる。もしくはシールドを強要できる。
8位:グラードン
第三世代から「グラードン」です。当時はカイオーガが強すぎて、グラードンは不遇だったイメージが強いでしょう。
しかし、2004年の公式大会では、サブロー!さんがグラードン(カイオーガも)を使って日本一位に。その後、WCS2010、WCS2019でも世界チャンピオンが使用しています。
ポケモンGOでも原作と同じく、最初は不遇だったのですが、シーズン2以降で「ほのおのパンチ」の習得により、第一線キャラに。
ディアルガ・メルメタルに強い
グラードンの強さは、トップメタである、ディアルガとメルメタルに強いことでしょう。
対ディアルガに関しては、「りゅうのいぶき」でゴリゴリ削られてしまいますが、体力・シールドが同条件であれば、基本的には勝てます。
そして、対メルメタルで言えば、グラードン側が圧倒的に有利。メルメタルを一方的にカモにできる、唯一のポケモンと言っていいでしょう。グラードンは岩を半減できるため、メルメタル側は「ばかぢから」を打たざるをえません。
メルメタルは「ばかぢから」を撃つたびに攻撃&防御が下がっていくので、グラードン側はゲージを溜めつつ、安定して倒せます。
軽いゲージ技「ほのおのパンチ」
グラードンが環境入りした理由が「ほのおのパンチ」の習得です。シーズン2あたりかな。
通常技「マッドショット」はゲージ蓄積が早い技とは言え、「じしん」以外のゲージ技はPvPに不向きな技ばかりでした。
「ほのおのパンチ」は、威力が頼りない反面、マッドショット5発で撃つことができ、軽い。そして、ブラフ(はったり)としても優秀。
はがねタイプに弱点を突ける点では、「じしん」と範囲が被りますが、はがねタイプは割りと見かけるため、そこまで腐らない。必要ゲージが少なく、とにかく使い勝手が良いです。
ただし、「ほのおのパンチ」は特別な技なので、その点はご注意ください。「すごいわざマシン スペシャル」を使う必要がありますが、その価値は十分にあります。
通常技「ドラゴンテール」もアリ
グラードンが覚える通常技に「ドラゴンテール」がありますが、見かけることはありませんでした。「マッドショット」が優秀すぎるため。
しかし、シーズン8から「ドラゴンテール」が強化され、採用できるレベルになりました。
グラードンが苦手な相手として、飛んでる「カイリュー」や、トップメタの「ギラティナO」がいますが、マッドショット型では不利。
ギラティナには「じしん」を通すことができればチャンスがありますが、「カイリュー」に対しては一方的にカモにされましたよね。
今回、「ドラゴンテール」を採用することで、これらのポケモンに強くなり、勝てるようになる。そのかわり、「ディアルガ」や「メルメタル」が安定しなくなるのが悩むところ。
「ディアルガ」に至っては、五分五分です。どっちを取るかなので、パーティーや環境に応じて、使い分けてみましょう。
マッドショット型
対ディアルガ、対メルメタルは安定するが、ギラティナO、カイリューには不利。特にカイリュー相手には何も出来ない。
ドラゴンテール型
カイリューやギラティナOにかなり強くなる。シールドを貼れば勝てます。その反面、対ディアルガ、対メルメタルの安定度が下がる。
9位:ルギア
第二世代から「ルギア」です。人によっては、映画(劇場版2作品目)の印象が強いかな。
原作では、素早さ110族&高耐久ながらも、あまり活躍していたイメージが無い人も多いのではないでしょうか?
しかし、実は、ルギアは公式大会WCS2010の決勝の舞台にも立ったことがあります。
そんなルギアは、通常技「ドラゴンテール」の強化で、シーズン8から環境トップ入り。
ミュウツーに次ぐ、優秀な引き先
マスターリーグで耐久値が最も高いポケモン。
弱点を突かれたゲージ技であっても、一撃で落ちることはまず無い。メルメタルの「いわなだれ」も30%しか削られません。
その高耐久から、ミュウツーに次ぐ、出し負け時の「引き先」として優秀。後述する技性能も相まって、読み合い次第で、対面も返せます。
「ドラゴンテール」強化で環境入り
シーズン8では、ルギアの通常技である「ドラゴンテール」が強化され、削り性能が強化。ルギアを追って出てきた相手ポケモンにも、そこそこダメージが入ります。
さらには、大ダメージを期待できるゲージ技「エアロブラスト」が通れば、対面もひっくり返すことが可能になります。
先に述べた高耐久もあって、強力な削り性能を得たルギアを安定して追えるポケモンは、ほとんど居ないでしょう。
はがねタイプの「メルメタル」や「ドリュウズ」であっても、シールド有無によっては、ルギア側が勝つこともあります。
10位:ドリュウズ
第五世代から「ドリュウズ」です。
原作の初登場時は、バンギラス&カバルドンの相棒。高速&高火力の砂パのアタッカーでした。
伝説ポケモンが入り乱れる大怪獣バトルのマスターリーグで、トゲキッスに次いで、通常ポケモンからの環境トップ入り。
回転力の高いゲージ技
ドリュウズの環境トップ入り理由は、通常技「マッドショット」の習得です。マッドショットは、ゲージのチャージ効率が非常に良い技。
そして、ドリュウズは「ドリルライナー」と「いわなだれ」の2つの優秀なゲージ技を持つ。
この2つのゲージ技を、高回転で発動できるのがドリュウズの強さです。
「じめん&いわ」の組み合わせは、メルメタルの「かくとう&いわ」と同じで、相性補完が完璧で、ほとんどの相手に等倍以上で通ります。
じめんに抵抗を持つ飛行タイプに、「いわなだれ」が抜群で撃てるのは、マジで優秀すぎます。後述しますが、これがグラードンとの差別点。
はがねタイプによる優位
通常技「りゅうのいぶき」と「あまえる」の両方に抵抗を持つ、つまり、ディアルガ&トゲキッスに対して、非常に相性が良いです。
そして、その2体に対して抵抗を持ちつつ、「ドリルライナー」と「いわなだれ」を高速で撃ち込めるので、一方的にカモにしましょう。
メルメタルは「ばかぢから」で弱点を突かれるので、五分五分(若干有利)です。対メルメタルは、立ち回りを練習しましょう。
グラードンとの差別化
じめん技を主とする点でグラードンと似ています。2体の特徴について、考えてみます。
ドリュウズが有利な点
ドリルライナーはマッドショット5回で撃てるため、グラードンのじしん(マッドショット8回)より回転力が高い。対ディアルガは有利。
じめんタイプでありながら、ルギア、トゲキッス、カイリュー等、ひこうタイプに「いわなだれ」で打点を持てる。これも非常に大きい。
グラードンが有利な点
グラードンの1番大きな有利点は「メルメタル」に一方的に強い点です。
メルメタル側は「ばかぢから」を撃つたびに、デバフが掛かるので、連続で受けても大丈夫。マッドショット型の場合は、カモにできます。
ドリュウズは「ばかぢから」で抜群を突かれるので、連続で受けることはできません。
そして、グラードンとドリュウズが対面した場合、グラードン側が勝ちます。
HPはドリュウズが上ですが、その他のスペックはグラードンに軍配が上がり、「ほのおのパンチ」だけでドリュウズには致命傷です。
なお、グラードンには「ドラゴンテール」型も存在し、マッドショット型とは別ポケモンになります。カイリューやギラティナに強くなります。2つの型が存在するのもドリュウズとの差別点。
終わりに
ということで、マスターリーグクラシックでオススメのポケモン10選でした。
あくまでポケモン単体の強さランキングなので、実際には「パーティ構築」や「環境の流行」も重要になってきます。
これからマスクラに参加を考えている方、マスクラで使うポケモンの厳選を考えている方の参考になれば嬉しいです。
それでは。